IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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差し歯がグラグラします。

Q.前歯の3本が差し歯です。10年前にセラミックで作りました。そして今、少しグラグラしているのですが、もしこれが取れてしまった場合、もうこの差し歯は使えないのでしょうか?

A.前歯の差し歯がグラグラするケース、とても多いです。

原因はいくつかありますが、まず一つ目は歯周病で差し歯の周りの骨が吸収してしまってグラグラする場合です。

歯周病であるならば、歯全体的に症状が進んでいる可能性があるので、歯科医院での検査、治療が必要になります。

二つ目は、差し歯の部分だけがグラグラしている場合です。

差し歯が取れていないのであれば、かみ合わせが強い場合があります。やはり歯科医院でかみ合わせの調整をしてもらい、それでも気になるのであれば、両隣りの歯と接着剤でつなぎとめて様子をみる。という方法があります。

三つ目は差し歯がとれそうな場合です。

3本が差し歯ということですよね。一本一本離れていると、重力の関係でしっかりとした維持を作らない限りとれてしまうことが多いです。

そのような場合、3本を連結することをお勧めしています。連結することで、外れにくくなり、歯が揺れないため、グラグラしなくなります。

もしこれが取れてしまった場合、もうこの差し歯は使えないのでしょうか?

ということなのですが、取れてしまった歯を使うことができればもう一度つけます。

ただし、一度取れた差し歯はまた取れる可能性があるので、将来的にはやり直しが必要でしょう。

 

2010年06月19日

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