IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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2010年04月17日

顎関節症のライブ実習コース開催

4月17,18日「顎関節症のライブ実習コース」が開催されました。 

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今回の患者さんは昭和大学歯学部の6年生の佐藤君、左側の顎関節の音がなり、偏頭痛があるそうです。

twitterでライブ報告もしました。詳しく書いていますのでよかったら見てみてください(^▽^〃)

http://twitter.com/yuriakubi

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自分の勉強にもなるため、積極的に顎を動かす佐藤君。いろんな顔をして、筋肉の動きを確認しているのですが、その顔がおかしくて受講生大笑い(≧▽≦)緊張がほぐれました。  

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ドップラーで関節音を聴診。浅側頭動脈の音を聞きながら

「生きてる生きてる!」

と稲葉先生。

かみ合わせの診断、ディグマを使った顎機能検査などを行いました。

 

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筋触診中、4大咀嚼筋の咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋、そして胸鎖乳突筋、顎二腹筋などを受講して いる一人ひとりが触診しています。学生も参加しているので、国家試験の勉強になりますね。触って覚えられるのですから。

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kavo社 ディグマによる顎機能検査。岩田先生が丁寧に教えてくださいました。

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いよいよ咬合調整です。咬合器に付着した模型の早期接触と実際の口の中、一致しています。削るところを説明しながら調整。まずは全体でバランスよく咬めるように調整。(ニアセントリックまで細かく)その後、側方位(歯ぎしりした位置)の干渉をとります。

治療後、再びディグマ。

明らかに顎の動きが変わっています。びっくりです。調整量はわずかなのに・・・すばらしいです。

かみ合わせから、姿勢も変わりました!首のまわりがすっきりしたそうです。食事の時に関節の音ならないそうです!

閉口時にまだ雑音があります。この雑音はしばらくすると消えてくるそうです。

佐藤君にはその後の報告をしてもらう約束をしました。

この雑音、私もいつも気になります。佐藤君の雑音が消えれば、実際の患者さんに対しても同じなので、安心して説明できますよね。

2日間セミナーを受講してくださった先生方、ありがとうございました!

 

投稿者 shige : 15:30 | コメント (0) | トラックバック

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