IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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子供の予防歯科について

子供の予防歯科について

「フッ素はいつ頃から塗ったほうがよいのでしょうか?」

というご質問をよく受けます。

フッ素は歯の表面のエナメル質と結びついて歯を丈夫にするため虫歯になりにくくなります。

フッ素は子供の歯でも大人の歯でも生えたて頃が一番取り込まれます。

最初の歯は生後6~7ヶ月で生えてきますがこの頃は子供が小さすぎてなかなか塗るのが難しいです。

当医院では奥歯が生えてきたあたりから塗りはじめることををお勧めしています。

ただまだこの頃の赤ちゃんは人見知りもしますし、おとなしくお口を開いてくれません。無理やり歯科医院でフッ素を塗るような事をしてしまうと歯医者嫌いになってしまうので、そのお子様に合わせてゆっくり無理のない時期からはじめましょう。

半年に一度フッ素を塗ると効果的で、永久歯がはえそろう中学生ぐらいまでつづけるとよいでしょう。

それまで家庭でできる虫歯予防の方法をお話します。

まずは歯みがきについて、生後6ヶ月あたりの歯がはえはじめたあたりから必要になります。

ただ0歳児だとなかなかじっとしていられないのでこの頃は機嫌のよい時に遊びながら歯ブラシに慣らしてください。

それから大事な事はお母さんも気持ちに余裕のある時がいいと思います。

お母さんのひざの上で甘える事ができる、楽しい事をしてもらえる、という感じで歯みがきができたらいいですね。

歯ブラシは子供用の小さめの歯ブラシでやさしく磨いてあげてください。

歯磨き粉はうがいができるようにたってから使うのがいいと思いますが、ほんの少量使うのでしたら飲み込んでも安全なものを選んでください。当医院ではPAX NATURON(パックス ナチュロン)の歯磨き粉をお勧めしています。

あとはDENT.チェックアップジェルのバナナ味は6歳未満のお子様のために少し弱めのフッ素(NaF500ppmF)を配合してあります。

歯みがきのあと、仕上げにお母さんがお子様の歯に塗ってあげて一度つばをだしてそのまま30分ぐらいおいてください。

キシリトールについては皆さん名前はよく知られていると思います。

シラカバを原料に主にフィンランドでで生産されています。

その安全性についてはWHOでも認めれられていてとても安全な甘味料だといえます。

お食事の後、お口の中の唾液は酸性になり虫歯菌(ミュータンス菌)が歯を溶かしてしまい虫歯になりますがキシリトールを取り込むことでお口の中がアルカリ性になりミュータンス菌の繁殖を防ぐ事ができます。

食事の後、おやつの後にキシリトールを含むようにしてください

小さなお子様用にガムではなくてタブレットもあります。

わたしにももうすぐ2歳になる娘がいるのですがキシリトールのタブレットの入れ物を見せただけで「ちょーだい!ちょーだい!」というしぐさをします。

いかがでしょうか。こんなふうに楽しく予防歯科をして綺麗な歯を育てて素敵な笑顔を作っていきたいですね。

 

 

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2010年02月19日 | コメント (0) | トラックバック (0)

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