IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

Home > 症例

上下顎同時印象法による稲葉式総入れ歯

上下顎同時印象法による総入れ歯

 

歯がない状態と、上下顎同時印象法による入れ歯をいれた状態では、こんなに違います。

 

 d18.jpg

d19.jpg

 

 

 

 初診

入れ歯がゆるくてかめない、動くから痛い。

人前で話をするのがおっくうになるという理由で来院されました。歯に対して、とても劣等感があるともおっしゃっていました。

 

d1.jpg

 d2.jpg

痛くなく、食事が楽しめて、劣等感をなくしたい。

という切実な希望により、上下顎同時印象法による総入れ歯で治すことになりました。

第一回目の型取りをしました。

模型にしたものと、以前使われていた入れ歯を比べてみると、入れ歯、本来のスペースよりもだいぶ小さく作られていて、筋肉によるサポートがほとんどないことがわかりました。

d3.jpgd4.jpgd5.jpgd6.jpg

  この模型をもとに、精密な型取りをするための道具をつくります。

ここからは2回目の来院です。

下の写真はゴシックアーチといって、顎のうごきの記録をとるものです。

顎の動きは正常でした。

 

d7.jpg

上のトレーを使って、上下を一緒に精密な型取りをします。

このとき、同時にからだの正中に対する顎の位置の記録、かみ合わせの高さも同時に記録します。

型取りの最中に、つばを飲み込んでもらうことで、食事をしているときのお口の中の筋肉の状態が再現されます。

 

d8.jpgd9.jpg

 型取りをしたあと、その人の肌の色、顔の形を見ながら、人口の歯を選びます。

d10.jpg

 たくさんの情報を、咬合器というかみ合わせの器械に移します。

 この模型で、入れ歯を作ります。

d11.jpg

入れ歯が完成する前にワックスで形を作り、人工の歯をすべて並べた状態で、チェックします。

 このとき、発音、適合、審美性など、こまかく確認をします。

 

d14.jpgd13.jpg

重合はイボカップシステムで行います。ワックスを硬い材料にかえます。

d24.jpg

入れ歯が完成、お口の中に入れたところです。

 d15.jpg

 フルバランスドオクルージョンというかみ合わせの誘導をつけています。

咬合器の情報がそのままお口の中でもしっかり合っていました。

d16.jpg

 

d17.jpg

入れ歯を入れた後、数回の調整を行い、患者さんはこの入れ歯を自分の体の一部にしてしまいました。

発音がしっかりできるようになったことも喜ばれていました。

2010年02月03日 | コメント (0) | トラックバック (0)

上下リーゲルテレスコープの症例

先日、マグネットのついた部分入れ歯を入れた患者様が来院されました。

「かめない ・・・・」

ということです。

たしかに手で取り外しができるぐらいの接着力、食べ物をすりつぶす力で簡単にずれてしまうと思います。

リーゲルテレスコープは入れ歯の中に小さな鍵のようなものが組み込まれたものです。

その鍵の開閉によって入れ歯を着脱します。

食べ物をすりつぶす力ではけっしてはずれません。

 

リーゲルテレスコープの症例(稲葉 繁先生による)

  とても難しい症例です。

 上の歯は前歯だけしか残っていなくて簡単な歯が入っていました。

問題は下の歯です。

前歯のすり減りがはげしく、後ろの歯は極度に骨が吸収しているのがわかります。

食事をすることができなくなってしまい、入れ歯はすぐにこわれてしまうとのことで、 非常に困って来院されました。

ha1.jpg ha4.jpg

とりあえず、今使っている歯を補強して修理をしました。

かみ合わせの平面もずれていたため左右対称にそろえました。

上の歯も仮の歯を入れたところです。

この時点で患者様はかめることに非常に喜ばれました。

ha3.jpg ha5.jpg ha6.jpg ha7.jpg

ワックスで模型診断をしたあと、上下の歯をリーゲルテレスコープで治すことになりました。

下の写真は精密な型取りをしたところです。

ha8.jpg
出来上がった上の歯です。

鍵(リーゲルレバー)が閉じている状態と開いた状態。

指で簡単に開閉することができます。閉じると舌で触っても全くわからなくなります。

とりはずしができるブリッジのようなイメージです。

ha9.jpg ha10.jpg

下の歯のリーゲルテレスコープです。

鍵が閉じているところと開いているところです。

ha12.jpg ha11.jpg

歯の部分はセラミックで作ったため、審美的にもとてもきれいに仕上がりました。

お口の中に入れると、金属の部分は見えなくなります。

2010年02月03日 | コメント (0) | トラックバック (0)

22年経過したリーゲルテレスコープの症例

22年経過したリーゲルテレスコープの症例(稲葉繁先生による)

初診の状態

上の歯は前歯に部分入れ歯、下の歯は奥歯が欠損していて、バネつきの入れ歯がはいっていました。 

keida.jpg keida3.jpg
入れ歯を口からはずした様子
このままだと近い将来、総入れ歯になる可能性が高いです。

部分入れ歯の金具(バネ)による歯の負担が非常に大きいからです。



keida2.jpg

  keida4.jpg
これ以上、歯を失いたくないという患者様のご希望により、上下の歯をリーゲルテレスコープで治療することになりました。


1987年当時、いまから22年前としては非常にめずらしい、全部の歯を一緒に鋳造しています。(ワンピースキャスト)
keida12.jpg

完成したリーゲルテレスコープ、すべて一体で鋳造しているため、とても強いです。(ろう着だと、折れてしまいます。)

リーゲルテレスコープは途中で入れ歯が折れたり、割れたりすることはありません。 

keida6.png keida7.png

10年経過したリーゲルテレスコープ。

装着したときとほとんど状態が変わっていません。

修理も必要ありません。


keida8.png keida9.png

17年経過、写真むかって右側の犬歯の歯が割れてしまいました。(もともと神経がない弱い歯でした)

歯をぬくことになりましたが、リーゲルテレスコープは修理をすることができるため、修理し、抜いたその日のうちに入れ歯を使うことができました。

keida10.jpg keida11.jpg

患者様は22年前に、この方法で治さなかったら、歯をすべて失ってしまっていた。

とおっしゃっています。

現在も、奥様と一緒に毎月メンテナンスにみえています。

このように、リーゲルテレスコープは、今ある歯を連結固定して、守ることができます。

そして、メンテナンスにより、歯の寿命をのばすことができます。

2010年02月03日 | コメント (0) | トラックバック (0)

セラミックのブリッジとコーヌステレスコープの症例

セラミックのブリッジとコーヌステレスコープの症例


 
初診時



b%26a1.jpg



かみあわせが深く、下の歯が見えません。



それぞれ、むし歯の治療を違う歯科医院でなおしてきたそうです。



入れ歯を作るときに大切なことは、歯が並んでいる平面が左右対称で、体の正中、真ん中の線に対して垂直であることです。



それが、この状態ではバラバラになってしまっています。



 



b%24A2.jpg
b%26a3.jpg




歯が抜けてしまったところをただ埋めたような感じで、全体にバランスがとれていません。



抜けてしまったところは金属の金具(ばね)のついた部分入れ歯が入っています。



このようにバランスのとれていない歯は一本ずつ治療をしても治りません。



すべてのかぶせ物をはずし、全体のかみ合わせの平面をなおします。



b%26a4.jpg


すべての金属をはずしたところです。

 
B%26A6.jpg


B%26A7.jpg



かりの歯をつくっているところ。



この時点で左右が対象になるように、笑った時上の歯も下の歯もみえるようにかみ合わせをなおします。



 



 



B%26A9.jpg
B%26A10.jpg
B%26A11.jpg



上の歯はセラミックによる全体的に連結したブリッジ。



下の歯はコーヌステレスコープで治療しました。



最初のときに比べて笑った時、すべての歯がきれいに見えるようになりました。かみ合わせの高さを上げたため、口元のしわも伸びて若返ったようだとおっしゃっていただき、大変よろこんでくださいました。


2010年02月03日 | コメント (0) | トラックバック (0)

Entry Tag

Entries

Archives