IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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歯が原因で、顔がゆがむ事ってあるのでしょうか?

Q.顔がゆがんでいるような感じがします。顔を動かす運動やストレッチをしたりしましたが、その時は良くなった感じがしますがしばらくすると元にもどるような気がします。ゆがみの原因はほとんどが食べ物を食べるときの咬み癖が原因と聞いたことがあります。小さいころから歯は弱くて、38歳にしてほとんどが差し歯という状態です。

歯が原因で、顔がゆがむ事ってあるのでしょうか?

A.歯が原因で、顔がゆがむ事はあります。

やはり、右で噛む位置と左で噛む位置のバランスが違っていたら、顔がゆがみます。

噛みやすいところでいつも噛む、いわゆる噛みグセがあっても顔がゆがんでしまいます。

歯のかみ合わせの平面は左右が対称で、体の中心軸に直交する平面が理想です。

ゆがんでいる顔の方はこのかみ合わせの平面がずれている事がとても多いように感じます。

かみ合わせの平面は普段唇や頬で隠れているので、左右対称かどうか非常にわかりにくいです。

これを調べることができる検査があります。

フェイスボートランスファーという検査です。

これはフェイスボウトランスファーという、上顎の模型を咬合器に付着させるためのものです。体の正中と噛み合わせの平面が垂直であるかどうかを調べる器具で、詰め物や被せ物ひとつ作る場合もフェイスボウトランスファーは重要です。
kawasaki3.jpg

体の中心軸は頭からかかとまで一直線になっていると考えてください。その軸に直交する平面はいくつかあります。

膝、腰、肩、眼の位置です。そして、かみ合わせの平面も体の中心軸に直交することが大切です。

同時に両手の長さも一致しているのが 良い姿勢であるといえます。

フェイスボートランスファーはまず、上あごの模型をとり、その後中心に対するかみ合わせの平面を記録して、咬合器という器械に移します。その後、下あごの模型も咬合器に付着します。

このようにして記録したものを咬合器に移したところです。
体の正中(咬合器の正中)と歯の噛み合わせの関係がしっかり移されています。
kawasaki7.jpg

痛みなど、怖いことはないので安心してくださいね。

かみ合わせの平面を診断したり、かぶせもの、入れ歯などを作るときにはフェイスボートランスファーは必ず必要で、当院ではフェイスボートランスファーはを行わないかみ合わせ治療はあり得ません。

フェイスボートランスファーをして、咬合器というかみ合わせの器械につけて製作したかぶせ物や入れ歯は左右が対称で両側で同じように噛めるようになるため、顔のゆがみもなくなります。

噛みグセがなくなるように、全体で噛めるようにします。

筋肉の緊張などはすぐには治りませんが、しだいにリラックスしてくることで、ゆがみもとれてくると思います。

今回のご質問では、ほとんどが被せた歯だということなので、一度ご自分の歯のかみ合わせの平面が合っているかどうか調べることをおすすめします。

 

2010年05月10日

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