IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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部分入れ歯の利点は?(40代女性)

Q.30代の時から歯が弱く、奥歯は上下ともブリッジが入っていましたが、歯が割れてしまい歯を抜かなければいけない状態になってしまいました。

歯科で「根本がないので差し歯は作れないから、入れ歯を検討しましょう。」
と言われました・・・かなりショックでした。

まだ40代前半で、もう入れ歯??

入れ歯というと、お年寄りのイメージがあります。

美味しく食べる為には入れ歯をいれることは大切だと歯科医の先生から言われたので、一大決心をして今回作っていただくことになりました。

とは言えかなりの不安もあります。

入れ歯を入れたらどのような点に気をつけなくてはいけないでしょうか?
そして、利点?などもありましたら教えてください。
入れ歯に対し、前向きな思考を高めたいと思っております。宜しくお願いいたします。

A.30代、40代でしっかりとした部分入れ歯を作ることで、将来歯を喪失することを予防することができます。

30代の時にすでに全体的にかぶせ物があったり、ブリッジが入っていたりするかたは要注意です。40代で、かぶせてある歯やブリッジが割れたり、保存できなくなってしまうケースが非常に多いからです。

この時期にしっかりとした歯科治療をしておかないと、歯の喪失を加速させてしまう可能性があります。

出来る限り、弱い歯も含めて全体的に固定してあげること。(歯は左右に揺れる力に弱いです。動かないように固定する必要があります)

歯のかみ合わせを整えてあげること。

歯を動かさないような部分入れ歯を入れること。

がとても大切なキーポイントになります。

当院の部分入れ歯、テレスコープシステムによる入れ歯は支える歯をほとんど揺らすことがありません。

むしろ、連結することで、歯の寿命を延ばすことができる入れ歯です。

入れ歯を入れたらどのような点に気をつけたらいいでしょうか?

ということですが、やはり、定期的なメンテナンスが大切になります。

ご自分ではどうしても磨ききれない汚れなどは、歯科医院にて綺麗に磨いてもらいましょう。かみ合わせも全体で噛めて、部分入れ歯に強い負担がかからないようにチェックしてもらうといいと思います。

入れ歯に関しての利点なのですが、テレスコープシステムに関しては、インプラントのような大きな手術が必要ではないので、体にやさしいところです。

そして、10年後、20年後、口の中の環境が変わっても修理をしながら、長く使えるところが利点ともいえます。

もちろん、保険の入れ歯のような、金属のバネも見えないので、従来のように入れ歯であることが他人から気づかれるような心配もないので、安心してください。

最近では、インプラントよりもテレスコープシステムを選ばれる方が非常に増えてきました。若いかたであってもテレスコープシステムなら受け入れられるようです。

日本にはアメリカの歯科医療は情報が入りやすいのですが、ヨーロッパ特にドイツの歯科医療に関しては、その治療の難しさから、なかなか広まっていませんが、当院の顧問の稲葉繁先生がドイツで客員教授をしていたことがあり、日本に取り入れることができました。

日本に取り入れてからすでに30年以上経過しており、非常に結果が良いため、これから全国に広まっていくものと強く感じます。

 

 

 

2010年05月17日

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