IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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学術大会

2009年12月14日東京 八重洲ホールにてIPSG包括歯科医療研究会(稲葉繁先生のスタディーグループ)の学術大会が行われました。

70名の先生方が出席されました。

 

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今回は稲葉繁先生の講演、3名の素晴らしいゲストと、会員の先生方からの発表がありました。

順番にお伝えしたいと思います。

最初に稲葉繁先生からの挨拶のあと、「顎関節症の臨床」についての講演がありました。

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顎関節症で口を大きく開けることができない患者様をその場で痛みなく、開ける方法をDVDを用いて発表されました。

患者様の声が動画で伝わったため臨場感たっぷり。その状況でビデオがまわっていたっていうのがすごいですよね。

実は、稲葉歯科医院の受付にいる女性・・・・わたしの母なのですが、日大の芸術学部の映画学科卒業。

ずっと、映画をとってきた経験があります。偶然にも、稲葉歯科医院の同じビルのテナントの会社がDVDを編集する、プロのための器械を扱っていて(患者さんでもあります)母は扱うことができるので、緊急な時は受付のおばさんからいきなりカメラマンに変身します(笑)

おかげで、稲葉先生は早い時期から学会、研修会などで、DVDを流しまくっていました。

学会のテーブルクリニックなどでは、たくさんの先生が講演をするのですが、ちょっと、DVDのボリュームをあげるだけで目立つことができます。(笑・・・・しかもDVDが講演してくれます)

「短い時間だから詳しい治療方法はまた今度・・・・」

先生方はこの先がもっと聞きたかったのだけど、という顔をしていました。

この続きを知りたい方、ぜひ、「顎関節症の実習コース」受講されてくださいね。

続いて

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鷲沢直也先生

日本歯科医師会で情報管理委員をされていて、たくさんの本をだされているITの専門家。

これならできる!歯科医院ホームページはじめの一歩

ご自身も開業医でありながら、歯科医師に対してのホームページの活用術を教えるという、多彩な才能をお持ちの先生です。

インターネットで検索して歯科医院を探す患者様にたいして、正しい情報提供をしましょう。

と力説。

適切な情報提供をしている歯科医院を患者様は探しているということです。

これを聞いて、稲葉歯科医院はホームページもあり、こんなふうにブログも書いているのに、それを患者様に伝えてなかったなと思いました。

稲葉歯科医院もこれから情報を流し続けるので、どうぞよろしくお願いします!

というのを気づかせてくれた内容でした。

鷲沢先生のホームページもぜひチェックしてみてください。

そのあと、前IPSG会長の大石尭史先生のご講演。

先生は顎咬合学会の指導医です。

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顎関節症の患者様を体のゆがみから治すアプローチをする症例をパワーポイント100枚用意してくださり、教えていただきました。

この講演の次の日、話を聞いた先生から連絡があり、

「先生、本当に治りました!」とびっくりされたそうです。

その後の懇親会では、先生のまわりでゆがみ体操をしている先生方をたくさんみかけました・・・・・(笑)

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次は休憩をはさみ、

 

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続いては大畠一成先生の講演。

大畠先生の講演を聞きたい(会いたい)先生方からたくさん問い合わせがありました。

日本で最初にドイツのマイスター称号を取得された先生です。

15年間ヨーロッパで仕事をされていました。フランスやイタリアの審美学会のインストラクターなど経験され、現在はDental Labor GROSSを開設されて活躍されています。

わたしもファンの一人です!

ドイツで生れた娘さんのお名前はゆりとおっしゃるそうで、うれしいです。(私はゆりこです。)←全然関係ないですよね。

金属アレルギーについてのお話などもしてくださいました。

口の中に保険の銀歯(パラジウム)を日本では普通に使用していますが、ドイツではパラジウム単体でのかぶせもの、つめものは原則禁止だそうです。

欧米を中心にパラジウム、銅のアレルギーが浮上しているというお話でしたが、日本では大量のパラジウムがお口の中に入っている患者様をみかけることがあります。

できるだけ、使うことがないように患者様とのきちんとした話し合いが必要だと感じました。

それとは別に99,98% 金を使用する、ガルバーノシステムによるセラミック治療はまぶしいぐらい綺麗でした。

先生のパソコンには一日中しゃべっても、一か月では足りないぐらいの情報が入っているそうです。

IPSGでのセミナーまたどうぞよろしくお願いします!

 そして、太田裕明先生。

巣鴨で太田歯科医院を開業されています。

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最近ホメオパシーの資格をとりにギリシャに行かれていたそうです。

先生は成長がとまらないからさらに追いつけなくなってしまいました。

講演内容は、口腔の健康から全身を守るということで、顎関節症のメカニズムをものすごくわかりやすく説明してくださいました。

外側翼突筋の動き、前歯の誘導の必要性など、とても大切なお話、ありがとうございました。

今度ホメオパシーのお話も聞いてみたいです!

よろしくお願いします。

それにしても先生の雰囲気、ホメオパシーの効果でしょうか。

やわらかいオーラがでていました。

最後に、オロフェイシャルペインの権威で米国口腔顔面痛学会(AAOP)の認定医、井川雅子先生のすばらしい講演を聞くことができました。

 

 

 

 

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お若いのにこれだけの実力のある女性の先生、かっこよくて憧れます・・・・・

先生は顎関節症をいろんな角度から診断する方法を教えてくださいました。

舌咽神経痛、側頭動脈炎は顎関節症と酷似の臨床像があるため、その診断基準をわかりやすく説明していただきました。

かっこいいと思っているのは女性だけではなくて、男の先生たちも

「かっこいいよね。」

と言っていました。

以上、盛りだくさんの発表に会場は興奮した感じでした!

その後の望年会(忘れる年の会ではなく、IPSGでは望む年の会と呼んでいます)

では、久しぶりの先生方とお会いできて、とっても盛り上がりました。

出席してくださった先生方、本当にありがとうございました!!

 

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2010年01月26日

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